YouTubeでの配信や動画作成などで重要な要素の1つであるマイク。しかし、数多くの製品があって、結局どれを選んだら良いのか迷っていませんか?
ここではコスパで言ったらピカイチと言っても過言ではないマイク、マランツの『MPM1000U』について以下の項目で紹介します。
- 『MPM1000U』がどういったマイクなのか
- 『MPM1000U』を実際に使ってみた感想
『MPM1000U』を購入するべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Marantz『MPM1000U』の概要
まずは『MPM1000U』がどういったマイクなのかを紹介します。
Marantz『MPM1000U』の主な仕様
『MPM1000U』の主な仕様は以下の通りです。
サンプリングレート | 48KHz |
ビットレート | 16bit |
指向特性 | 単一指向性(カーディオイド) |
周波数特性 | 20Hz - 17kHz |
感度 | -34dB ± 2dB(0dB = 1V/Pa @ 1kHz) |
最大SPL | 132dB(THD ≦ 1%, 1 kHz) |
サイズ | 約158 x 48mm(長さ x 直径) |
重量 | 約300g |
接続端子 | USB |
Marantz『MPM1000U』の特徴
ここからは『MPM1000U』の特徴を紹介します。
幅広い周波数特性と適度な感度
『MPM1000U』はこの価格帯では非常に優秀な周波数特性と収録に十分な感度を備えています。
周波数特性は仕様上 20Hz - 17kHz となっており、声の収録・配信においては十分な過ぎるくらい拾う音域が広いです。
また、感度は -34dB ± 2dB(0dB = 1V/Pa @ 1kHz)となっており、こちらも細やかな音を拾うほどのスペックを誇っています。
これらの性能より『MPM1000U』は非常に高品質な配信・収録を可能にします。
配信・収録に最適な単一指向性(カーディオイド)
『MPM1000U』の指向性は単一指向性(カーディオイド)となっています。
単一指向性(カーディオイド)は、マイク正面の音を拾う指向性であり、ポッドキャスト、ボイスオーバー、リードボーカル、インストゥルメントのレコーディングに最適な指向性です。
シンプルな接続および機能
『MPM1000U』は非常にシンプルなマイクです。
Windows/Macのどちらでもプラグアンドプレイに対応しているので、USBで接続した瞬間から音声入力が可能となります。
また、『MPM1000U』にはボタンやダイヤルなどは一切付いておらず設定などは不要です。
「設定とか面倒だからシンプルなものが良い!」という方にはピッタリの製品でしょう。
コンパクトなサイズ
『MPM1000U』は性能の割にコンパクトなサイズで作られています。
マイクは高性能になればなるほど大きく重くなる傾向にある中で、『MPM1000U』はコンパクトかつ軽量に抑えているので、持ち運んだり、設置場所を移動させたりする時に煩わしさがありません。
Marantz『MPM1000U』の感想
ここからは『MPM1000U』を実際に使ってみた感想を、以下の項目に分けてまとめます。
非常に満足度の高い製品ですが、「注意すべきところ」は人・環境によっては不満に感じる可能性もあるので、参考にしてみてください。
『MPM1000U』の良かったところ
まずは『MPM1000U』を使ってみて「良かったな」と感じたところを紹介します。
価格以上のクリアな音質
私はいくつかの定番といえるようなマイクを使ってきましたが、それらと比較しても非常にクリアな音質と感じました。
音質だけで比較すると、今使っている『Yeti』と比べても遜色ありません。
7,000円弱でこれほどの高音質で音を拾ってくれるので、非常にコスパに優れた製品と言ってよいでしょう。
USB接続のため電気的なノイズにも強いので、クリアで高音質な音を収録したいという方は満足できる製品だと思いますよ。
コンパクトで取り回しが良い
『MPM1000U』のサイズは比較的コンパクトであり、場所を移動させたり、設置場所で困るといったことになりづらいです。
私は普段『Yeti』を使っているのですが、こいつはかなりのサイズ感と重量があり設置場所に困りました。
この『Yeti』と比較すると『MPM1000U』は本当にコンパクトで、かなり取り回しが良く感じます。
まあ、一度設置してしまえばそんなに移動することはないと思いますが、それでも小さいに越したことはないのかなと思いますね。
『MPM1000U』の注意すべきところ
ここからは『MPM1000U』を使うにあたって注意すべきところを紹介します。といっても、この辺りは使用者の好みにもよるので、「そういう傾向があるのかな」という程度で捉えていただければと思います。
感度が足りないと感じるかもしれない
『MPM1000U』を使ってゲーム実況プレイを作成したとき、若干感度が足りないかなと感じました。そのため、動画編集ソフト(Premiere Pro)でボリュームを調整して、マイク音声の音量を持ち上げていました。
といっても、収録されている音質が良いので、音量を持ち上げてもノイズが目立つことはなく、大きな問題には感じませんでしたが。
ただ、人によっては「些細な音も拾ってほしい」と感じるかもしれないので、そういう方にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。
音が若干こもっている
これも微々たるものではありますが、音が若干こもっているように感じました。
これは『Yeti』と比較してみて気づいたくらいなので、そこまでひどくこもっているわけではありません。
ただ、比較すると若干ではありますがこもっているのも事実なので、「こもった音は嫌だ!」という方は『Yeti』などといったグレードのマイクを検討した方が良いかもしれません。
指向性が少し弱い
『MPM1000U』は単一指向性で正面の音を拾いやすいマイクです。実際に使ってみてその通りだと思います。
ただ、若干ではありますが、周囲の音を拾いやすいようにも感じました。
これも比較してみないとわからない程度ではありますが、すこーしそういう傾向にあると思っていただいた方が良いと思います。(そこまで神経質になるほどではありませんので悪しからず)
まとめ
Marantz『MPM1000U』はとても優れたマイクであることは間違いありません。
とくに価格の割に非常に高音質に収録できる点が素晴らしく、コスパという観点で見たらこれほど優れた製品はなかなかないでしょう。
ただ、注意すべきところもあるので、それらも考慮して導入を検討すると良いでしょう。
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