新しく発売されたAmazonの『Fire HD 8』。コスパ最強のタブレットと言われていますが、本当にそうでしょうか?
私は第7世代の『Fire HD 8』を2年ほど使用しましたが、コスパについてちょっと疑問を抱きました。
ここでは『Fire HD 8』のコスパについて、ちょっと深掘りしてみようと思います。
結論:コスパ最強というほどではない
最初に結論を言うと、コスパ最強というほどコスパが良いとは思いません。
なぜコスパが悪いと思ったのか。
その理由を
- 『Fire HD 8』の良くなかった部分
- 良くなかった部分を解消するには
- iPadとコスパ比較
- 結果『Fire HD 8』のコスパはそんなに良くない
という順でご説明します。
『Fire HD 8』の良くなかった部分
僕は1つのデバイスを購入したら、なるべく長く使い続けたいと考えます。
おそらく、そういう考えの人は結構いると思います。
しかし、どうやら『Fire HD 8』は長く使うには向いていないデバイスのようです。
『Fire HD 8』を使い始めた頃は、その値段からは想像できないほどサクサク動作しますし、安定して動作していました。このころは「こんなコスパ良いデバイス他にはない!」と思っていました。
しかし、1年ほど使い続けたあたりから、「なんか動作重いな」とか「変な挙動するな」という場面が増え始めました。そして、2年経つ頃には「これはもう使えない…」と感じるほど、ストレスフルなデバイスになってしまったのです。
もちろん初期化なども試しましたが、この不満が改善されることはありませんでした。
2年使ってわかったことは、『Fire HD 8』は発売開始時の必要十分な分だけの性能が搭載されているということです。しかし、コンピューター、インターネットサービスの進化はまだまだ衰えることなく、デバイスに対する要求は増しています。
結果『Fire HD 8』の性能はは使い始めて1年経つ頃には時代遅れになり、使い続けることが困難になっていくのです。
良くなかった部分を解消するには
もう想像がつくかもしれませんが、新しい『Fire HD 8』が出るたびに買い替えることです。そうすることで、性能や安定性への不満は解消され、ストレスレスで使うことができるでしょう。
しかし、ここで疑問が沸いてきます。
新しい『Fire HD 8』が登場するたびに購入していたら、本当にコスパは良いのか?
iPadとコスパ比較
比較対象としてタブレットの代表格iPadと比較してみましょう。
2017年に登場したiPad(第5世代)の価格はWi-Fiモデルの32GBが37,800円でした。
そして、3年近く経った今も、現役バリバリで活躍できるほどの性能を誇っています。
少なく見積もってもあと2年は使えるでしょうから、合計で5年は使い続けることができるでしょう。
つまり、1年辺り7,560円になります。
対して、『Fire HD 8』の価格は2017年に発売された第7世代の32GBモデルが13,980円でした。
僕は2年後にはほとんど使わなくなってしまったので、我慢して2年使ったとしましょう。
つまり、1年辺り6,990円になります。
プライム会員ならさらに安く購入することができるので、1年辺り5,000円位になります。
iPad | 『Fire HD 8』 非プライム会員 | 『Fire HD 8』 プライム会員 |
7,560円 | 6,990円 | 5,000円 |
表の通り、プライム会員であれば少しコスパが良いですが、非会員であればほとんどコスパに差はありません。
また、トータルで見た満足度はiPadが圧勝なので、プライム会員でさえ本当にコスパが良いのかと感じます。
結果『Fire HD 8』のコスパはそんなに良くない
以上のことから、『Fire HD 8』は驚くほどコスパが良いとは言いがたい製品です。
ここではiPadと比較しましたが、iPad以外の3万円台のタブレットと比較しても、同じような傾向になると思います。
長く使いたいと考えている人は、もう一度他のタブレット製品と比較して、購入を再検討した方がいいかもしれません。
多少イニシャルコストがかかったとしても、トータルで見るとコスパや満足度が高くなる可能性がありますよ。
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